高知のアレコレ

知ってる場所が出てくるかも? 高知県作家の小説やマンガ3選

どーも、ミヤザキです。
普段から本をよく読むので、それならと高知県にちなんだ小説やマンガをまとめてみます。
梅雨時期が近づいてますし、家の中でのんびり過ごしたい人はぜひチェックしてみてください。

ゆるくないキャラといえば


引用:食べすぎ注意 | 売り切れ店続出!カツオ人間写真集。

そう、こいつです!
初版の5000冊が一気に完売したという伝説の写真集です。書店では飛ぶように売れ、増版待ちの予約が殺到しました。
もちろん、現在は普通に買えますよ。
アマゾンの商品紹介には”カツオ人間と高知の魅力が凝縮された一冊”という一文のみ。たしかにそのとおりだ……

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引用:発売とともに即完売&増刷!『カツオ人間写真集』が今アツイ!

ただの写真集ではなく、QRコードも付いているので、県外から遊びに来た方への観光案内としても機能します!
一冊用意しておけば、見て使って楽しいガイドブックとして重宝します。

仁淀のじいちゃんに泣いた

空の中

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。

高知県の作家といえば、この人。有川浩さんの小説です。
他にも”県庁おもてなし課”などが有名ですが、高知を題材にしたのは、こちらの方が早いですね。
作中では不可思議な現象が起きるのですが、その舞台が帯屋町などの高知中心部なんです。馴染みのある光景がイメージできて面白いですよ。

おすすめしたいのは、後日談の「仁淀の神様」というエピソードが入っている文庫版です。

神様とは、仁淀川を、川漁を愛する口数の少ないおじいちゃんのこと。
このお話は、主人公たちと密接な関わりがあるおじいちゃんの、その人生の最期を描いています

高知の自然の中で生まれ育ったぼくにとって、こんなおじいちゃんはすごく身近な存在で、その生き様や人としての輝きを書ききったこのお話は、涙なしには読めないものでした。

エンタメとして、そして高知の自然に慣れ親しんだ人こそ感動できる物語です。

高知の山奥をモデルにしたダーク・ファンタジー

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恩田陸が贈る、日本版・地獄の黙示録
犯罪者や暗殺者たちが住み、国家権力さえ及ばぬ無法地帯である〈途鎖国〉。特殊能力を持つ〈在色者〉たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる――極悪人たちの狂乱の宴、壮大なダーク・ファンタジーをお楽しみください。

引用:『夜の底は柔らかな幻 上』恩田 陸 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS

こちらは上下巻なので、休日に一気読みをオススメします。
舞台となる山奥は、高知県をモデルにされています。担当の編集者さんと何度も来高(高知に来ること)され、山の中を走り回ったそうです。
調べたところ、連載開始が2006年頃で、本になったのが2013年。これほどの大作を、高知を舞台にして読めるとは。本好きにはこれ以上の贅沢はありませんね。

徹底されたダークな世界観で繰り広げられるサイキックバトル。
マンガや映画にちょっと飽きたという人は、文字の世界だからこそできる戦いの妙味を楽しんでみてください。

高知県出身の応援したい漫画家さん

コマツシンヤ

最後に番外編として、最近デビューされた、高知西高校出身の漫画家さんをご紹介。
青と白の色合いが美しい作品です。ほんわかとした絵柄とふしぎなストーリー。天気の良い日にゴロゴロしながら読みたいですね!

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ちなみに、いの町の観光案内として短編マンガも書かれています。
写真やイラストがふんだんに盛り込まれていて、グルメ・観光地・レジャー体験・イベント・温泉宿泊情報など、必要なものがまるごと全部詰まっています。
いの町すごいな!
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引用:【いの町観光協会ホームページ】高知県いの町の観光スポット・魅力を紹介

さいごに

少しそれてしまいましたが、高知に関する本やマンガなどは、思った以上にたくさんありますね。
個人が出されているリトルプレスや小冊子など、探せばいくらでも見つかりそうです。
他にも知ってる方がいましたら、教えていただけると助かります。

案内誌やパンフレットの紹介も検討しているので「ちょっと紹介してほしいな」という方は、ぜひご連絡ください。

それでは!

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