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「土佐の街路市」は日曜市だけじゃない!高知市内で開催されている街路市まとめ

こんにちは、おっくんです。

高知の観光名所として「日曜市」が有名ですが、「日曜日に予定が空いていない!」という方もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫!高知市内には日曜市以外にも街路市が開かれています。

全ての曜日に開催されているわけではありませんが、観光市ではなく生活市として市民に親しまれています。

意外と高知県民の方でも日曜市以外の街路市は知らないという方も多いのではないでしょうか。

というわけで今回は、高知市内の街路市をまとめてご紹介いたします!

土佐の街路市とは?

そもそも、日曜市に代表されるような「街路市」はどういうものなのでしょうか?

早朝から夕方まで街中で開催されている市のことです。街路市では、地元の農産物や加工品などが、個別の出展者さんによって販売されています。こういった街路市では、「生産者」兼「出展者」の場合が多く、顔の見える買い物ができます。

ちりめんじゃこなどを販売されているお店(木曜市撮影)

最大の大きさを誇る日曜市では400店舗ものお店が出店がされているんです。300年以上もの歴史があり、今でも生活市として地元民が利用しています。

同じような市は全国各地で古くから開催されており「朝市」とよく言われています。明確な定義はありませんが、朝市は「早朝からお昼頃まで開催する市」のことをいうようです。

その点、高知の街路市は「早朝から夕方の日の入りごろまで」ずっと開催されています。ですので、高知では「朝市」ではなく「街路市」と呼んでいるんだと思います。もちろん、朝市でも間違いではありません。

「土佐の街路市」と呼ばれ、全国でも注目される高知の文化になっていったようです。

高知市内の街路市

高知市内には、一週間のうち火曜・木曜・金曜・日曜に街路市が開催されています。

それぞれが別々の場所で開催されており、高知県民でも日曜市だけしか知らない人もいるんです。

「高知の日曜市・街路市に行ってみたいけど土曜日までしか滞在しない」という観光客の方には、他の曜日の街路市に行ってみるのをオススメします。

日曜市に比べると規模自体は小さくなりますが、他の街路市でも高知の文化を十分味わえると思います。木曜市や火曜市に出者している方は、日曜市にも出店している方だったりします。ちなみに日曜市名物「いも天」は、木曜市でも食べることができますよ。

では、それぞれご紹介いたします。

上町の用水路に並ぶ「火曜市」

高知市上町4丁目〜5丁目にある「火曜市」です。上町の用水路沿いに街路市が展開されています。

上町のファミリーマート付近から東へまっすぐ並んでいます。

用水路上にある風景が日曜市とも違った雰囲気を醸し出していますね。

今の季節は、ほうれん草やブロッコリーが並んでいました。露地小夏も出てきていましたね。

出店数は、40店舗と街路市の中では二番目に小さいものになります。

住宅が近くにあったり、路面電車でのアクセスも良く多くの人で賑わっています。

名称 火曜市
 場所 高知市上町4丁目〜5丁目
開催日 毎週火曜日
※1月1、2日を除く
 営業時間 午前6時から日没1時間前
出店数 40店舗

 

県庁前に並ぶ「木曜市」

高知市本町5丁目にある「木曜市」です。

高知県庁前から南に行き電車通りを渡ったところから、県民文化ホール前にかけて展開されています。

街路市の中では、日曜市に次いで規模が大きく、最大77店舗が出店しているそうです。

ヤシの木?の下に展開されていて、南国な高知らしい雰囲気だと思っています。

役所や会社が集まる地域ですのでお昼時には会社員やOLさんが多く買い物をしています。

たまに、小学生や幼稚園児が買い物しています。僕も小学生の時に買い物体験のような行事で木曜市に来たことがありますね。

電車通りが目の前にあり、駐車場も多いですのアクセスは抜群です。

名称 木曜市
 場所  高知市本町5丁目
開催日 毎週木曜日
※1月1、2日を除く
 営業時間 日の出 から 日没1時間前
出店数 77店舗

 

愛宕町の高架下に並ぶ「金曜市」

愛宕町1丁目にある「金曜市」です。

中心地から若干離れたところにひっそりとありますが、高知駅からは一番近い街路市です。

東西に走るJRの高架下で展開されています。

出店数は、32店舗と街路市の中では一番小さい規模で行われています。

柱と柱の間に2店舗づつほど並んでいます。

この時は太陽の光を避けるように奥まった影の中に出店されていました。

ちなみに昔は、高架がなかったため違った風景だったそうです。

土佐の街路市の中では一番規模の小さい出店数ですが、高知の野菜や名物がコンパクトに集まった街路市です。

名称 金曜市
 場所  高知市愛宕町一丁目
開催日 毎週金曜日
※1月1、2日を除く
 営業時間 日の出 から 日没1時間前
出店数 77店舗

 

追手筋に並ぶ全長1.3kmの「日曜市」

皆さんご存知、追手筋を1.3kmにも及び歩行者天国にして開催している「日曜市」。

全国的に見てもここまで長く、出店数の多い、街路市もしくは朝市はないでしょう。

本来だったら車が走っている道路上にお店が最大426店舗出店しているそうです。

ずらっと高知野菜はもちろん、加工品や民芸品など多くのものが販売されています。土佐打ち刃物を扱うお店もあります。

日曜市の楽しみ方は、しぶやんさんが徹底レポしています。ご覧ください!

関連記事:日曜市ってどうやって楽しむの?高知の伝統文化「日曜市」のド定番スポットから近隣駐車場までまるごと紹介!

名称 日曜市
 場所  高知市追手筋一丁目
開催日 毎週金曜日
※1月1日・2日 及び 8月10日から12日 を除く
 営業時間 4月から9月:午前5時 から 午後6時
10月から翌年3月:午前5時30分 から 午後5時
出店数 426店舗

 

一度は味わって欲しい街路市のオススメの食!

ご紹介した街路市では、季節のお野菜や果物、加工品などが並んでおり、見て回るだけでも楽しめます。

観光で訪れた方も高知在住で買い物に来た方にも楽しんで欲しい!ということで街路市の個人的におすすめの食べ物をご紹介いたします。

立ち食いうどん屋さんの「ところてん」

こちらの立ち食いうどんのお店は、すべての街路市で出店しているのを確認しています。

「うどん」もおすすめですが、暑いの季節に出てくる「ところてん」もおすすめです。

こちらはお持ち帰りのうどん。シンプルなうどんですが寒い時期に染みるんです〜

こちらが「ところてん」です。その場で、ニュルッとついてくれます。

ところてんなんてどこでも食べれるやん、と思うかもしれませんが、高知のところてんはかつおだしで食べるのが定番なんです。

さっぱりしたかつおだしが生姜との相性抜群です。高知らしい食べ方だと思います!

 

大平商店の「芋てん」

大平商店さんの「芋てん」がめちゃくちゃ美味しいです。

外はサクサク、中はホクとろ。めっちゃ甘くて美味しいです。一口サイズで食べ歩くきしやすいのも良い!

 

日曜市の中でもダントツの人気を誇っています。行列ができているのをよく見かけませんか?

並ぶ価値はもちろんありますが、この芋てん、木曜市でも食べることができます!

木曜市では、県民文化ホールの斜め向かいにあります。
あまり知られていないためか、日曜市の時と比べて比較的空いているので狙い目です!

ぜひ美味しい芋を味わってください!

土佐の「田舎寿司」

高知と言えば「田舎寿司」です。

街路市には高確率でパック売りされています。

魚の切り身を使った寿司ではなく筍や椎茸など野菜を使った寿司なんです。

筍の食感が最高です。

こちらはミョウガの寿司です。見慣れない人にとっては抵抗があるかもしれませんが美味しいですよ!

セットではなく筍だけという場合もありますが、様々な出店者さんが手作りの田舎寿司を販売しています。

パック詰めされているので帰りの道中でも食べれておすすめです。

れっきとした高知の文化です。ぜひ味わって下さい!

生姜が効いた「冷やしあめ」

日曜市ではいくつかの店舗が販売されていますが「冷やしあめ」がおすすめです。

関西圏独特な飲み物らしいです。冷たい「生姜湯」のような飲み物です。

生姜が効いており思いの外スッキリしています。


季節によっては販売していない可能性がありますが見つけたらぜひ飲んで欲しいですね。

先ほどの立ち食いうどん屋さんでも販売されています。街路市を歩きながら飲んではいかがでしょうか!

おわりに

いかがだったでしょうか?

繰り返しになりますが、高知の街路市は日曜市だけはありません。

規模は小さいですが、火曜、木曜、金曜でも開催されています。日常的な買い物にはこのくらいの規模でも十分買い物ができます。

また季節のお野菜や加工品を購入できるだけでなく、ちょっとした飲食も楽しめるのも街路市の魅力だと思います。

観光客だけでなく地元民にもどんどん利用して、味わい楽しみ尽くして欲しいですね!

ぜひ、高知の街路市、利用してみて下さい!

参考:街路市のご案内 - 高知市公式ホームページ

関連記事:日曜市ってどうやって楽しむの?高知の伝統文化「日曜市」のド定番スポットから近隣駐車場までまるごと紹介!

 

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