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【高知 大豊町】絶品のジビエ料理+田舎暮らしを体験できるお山の宿に民泊してきました

どうも、ありんど高知のミヤザキです。

五月の連休が終わり、仕事で忙しいみなさん。こんな騒がしい生活からほんの少し離れてみたいと思うことはありませんか?

そんなとき、Airbnb という民泊仲介サービスを使えば、静かな場所でゆったり滞在できます。時には、今回のようにジビエ料理や五右衛門風呂といった日常で味わえないくつろぎにも出会えることも。

民泊のなかには、紹介ページには載り切らないほどの魅力が隠れています。その土地をまるごと味わい、その土地のホストさんならではのエピソードを教えてもらったり——思わず友だちに話したくなるような旅のきっかけが秘められているんです。

Airbnb(「エアビーアンドビー」2008年8月創業、本社・カリフォルニア州サンフランシスコ)は、世界中のユニークな宿泊施設をネットや携帯やタブレットで掲載・発見・予約できる信頼性の高いコミュニティー・マーケットプレイス

慌ただしい日常から離れて、ジビエ料理と山の暮らしを味わう

お宿は、吉野川を見下ろす築100年の古民家。高知と徳島の県境。最寄りの高速ICから車で20分ほどの山中にあります。

車幅いっぱいの険しい山道を登ると、新緑が美しい山々が出迎えてくれました。眼下に流れているのは吉野川が美しいですね。

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関東から移住された家族が営む『お山の宿 みちつじ』は、こんな静かな山奥の集落のなかにあります。

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さっそく、リスティング(宿)紹介にあった薪割り体験をさせてもらいました。お風呂を沸かしたり、薪ストーブを使うために必要な準備です。

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汗を流した後は、古民家の風情ある居間で、地元の茶葉で作った番茶をいただきます。

普段飲んでいるお茶とは違う、香ばしい茶葉の風味。こんな何気ない過ごし方ひとつで生活の違いを実感できます。

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こちらでは、朝夕の二食付き。ご家族と一緒に食卓を囲みます。団体客さんのときは、とても賑やかになるそうです。

心待ちにしていた夕食は、なんと地元で獲れた鹿肉を使ったジビエ料理でした。

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鹿肉のローストディアは、まったく臭みがなく、それでいて旨味がぎゅっと詰まっていて絶品です。ご主人さんいわく「鹿肉は栄養豊富で胃もたれすることがない」そうです。まさに、その言葉どおりでした。

その他にも、ゆずとハチミツ漬けのトマトみょうが入りの水菜のサラダといった野菜中心の一品がまた美味しいんです。野菜好きにはたまりません。

そのうえ、裏山で獲れたタケノコを使った炊き込みご飯まで頂けます。これがまた最高に良い香りなんです。泊まられる方は、おかわり前提で用意しておくことをオススメします。

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食後のデザートは、飼っているニワトリの卵で作った自家製プリンです。

素朴な甘さがちょうど良く、あっという間に食べてしまいました。

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食後は、薪で沸かしてもらった五右衛門風呂に浸かります。薪風呂の熱は、体の芯から手先まで広がるような強さがあります。体の隅々までホッカホカになるので、普段できないような深い眠りにつくことができますよ。

ちなみに、このお風呂はタイルを含めてすべてご主人のセルフビルドというのだから驚きです。

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九時過ぎには、ホストご家族が離れへ移動されて、だだっ広い古民家に一人きりになりました。最大10人まで泊まれるので、大人数で来ても楽しそうです。

風音や川のせせらぎしか聞こえない自然のまっただ中で、ぐっすりと眠りにつきました。目覚ましでも起きないくらい、それはもうぐっすりと眠れましたよ。

 

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民泊といっても、ただ泊まるだけではありません。

ゲストのあなたが興味を持って動けば、様々なエピソードを聞いたり、その場限りの体験をしたりといったユニークな過ごし方を作れるチャンスがあります。

民泊を通して『宿というナリワイ』について教わる

ご家族は、3年ほど前、お子さんが生まれたのをきっかけに関東から移住されました。仕事の不安があったものの、知人の勧めもあって宿を始めることに。建築関係の仕事をされていたご主人が半年以上掛けて築100年の古民家をリフォーム、先ほどの五右衛門風呂がある別棟をセルフビルドで建てたそうです。

簡易宿泊所や食事を提供する許可の取得など、宿というナリワイに必要な営業許可も苦労して取得されています。取得する方法など、当時の貴重な経験を聞かせてもらいました。

今後は、ジビエ料理としてイノシシ肉も提供していきたいとか。Airbnbを上手く活用して、もっと多くの方に宿を知ってもらいたいそうです。

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その気になれば、その場の生活文化や知恵について教わることもできます。

イノシシなどを捕える猟師罠の免許も、こちらでは比較的カンタンに取得できるそうです。猪鹿を捕獲すればもらえる報奨金、施設や設備のことなど、その土地に生きる人ならではの情報も聞けます。時期と条件を満たせば、一体18,000円の報奨金が出る場合もあるそうです。

ご家族のお子さんからもらったこのイノシシの燻製肉は、炭の香りが香ばしくて美味しかったです。これがおやつ代わりになっていると聞いて、生活の違いをいっそう実感しました。

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直接お話を聞くだけでなく、その場を歩きまわって気付くこともありました。

先ほど割った薪も正しい使い方があります。割ってすぐでは使えないため、しばらくおいて乾燥させる必要があるそうです。

たとえば、集落にはご神木と呼ばれる大樹や神楽が行われる神社があります。他にも、外猫を飼っているおかげでネズミを退治してくれたり、頂いたニワトリのおかげで卵を買わずに済んでいたり。その場にいなければ気付けない情報ばかりです。

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ホストからリアルな経験談を聞くのも民泊の楽しみ方のひとつです。

というわけで、お山の宿に少しでも興味が湧いたなら、ぜひ下記のリンクから覗いてみてください。そして実際に泊まって体験してみてください。


お山の宿 みちつじ

Ōtoyo-chō, Kōchi-ken, 日本

築100年の古民家を宿に自分でリフォームしました。 お客さまお部屋は3部屋あり、障子、襖で仕切られています。 すべて畳のお部屋で、昔ながらの懐かしい日本の家を感じることができます。冬場は薪ストーブを設置しております。夏場は扇風機のみで涼しく過ごせます。五右衛門風呂を手作りしておりますので、お客様で順番に入ってもらいます。HPもありますので一度ご覧になってもらえたら幸いです。よろしくお願いします。

(転載元:Airbnb民泊のおかげで出会えた。絶品のジビエ料理+田舎暮らしを体験できるお山の宿 | Recharge House

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miya

ありんど高知元メンバー。91年高知県生まれ、高知県育ちの工業高卒。 フリーランスとして生活しています。香川でのゲストハウス立ち上げが終わったので、次はどこに行こうか思案中。運営メディア【http://recharge-house.com

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