みなさんこんにちは。ゲストライターのこなちこです。
以前、ありんど高知さんで紹介されたサイバラ電車。
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3月5日の出発式の後、6日にはおきゃく電車になり、いよいよ7日から一年間限定の運行を開始しました。
最近は、街でよく見かける方も多いと思います。今回は、西原理恵子ファン暦ウン十年の私がサイバラ電車と西原理恵子さんの魅力をたっぷりとご紹介します。
と、その前に西原理恵子さんについてご紹介。
サイバラさんは、高知市出身の漫画家さんです。優しさと毒をあわせ持つ、ちょっと変わった画風で人気です。
サイバラ電車を見てきました!
サイバラ電車は小さい絵や文字がたくさんあって、パッと見は可愛いです。よーく見てみるとよくわからない絵やキツい絵もあったりしますが、この絵の意味が分かると、もっともっと楽しめますよ。
写真にある先頭の髪をお団子にしている姿は、お母さんの時の西原さんです。反対側や側面に描かれているのは、髪を下ろしたショートボブの西原さんですね。これはお母さんとしてではなく、1人の女性としての西原さんです。
今回のサイバラ電車、かあさん少なめでショートボブが多めなのは、現在の西原さんが子育ても一段落してかあさんよりも女性として人生を楽しんでいるからだと思います。
左側から紹介しましょう。
一番左端の何かうさぎらしきもの……
これは西原さんが「口がⅩながおるろ?あれ口開いたらこうなるでね」と。口がⅩのあの有名なうさぎさんが口を開けたらこうなるであろうと西原さんの勝手な想像図です。もはやホラー。
次に出口の扉「はさまるきね 気をつけんといかんがで」と書いてますね。優しさですね。気をつけましょう。
出口の文字の下には、なぞの物体はファンの間で一番人気の「のれそれ」。魚の要素が一つもないですが、なぜか可愛いです。
クジラと闘ってる西原さんとケンピ(?)に続いて紹介したいのが「野良ペン」です。
これは子供の頃、浦戸で育った西原さんのお話。「浦戸には昔、漁師が南極からペンギンを連れて帰ってきて飼いよったけんど凶暴すぎて捨てられた野良ペンギンがおったがで! すごい凶暴で猫と魚の取り合いしよったで!」 だそうです。
それで西原さん的には「高知名物 野良ペン」 なんだそうです。本当かどうかは私にはわかりません。ご存知の方は教えてください。
左端にのんびりする西原さん。この山の色が好きです。
「ワンマン入口」の下になんだか 「かつを人間」らしき絵がありますが「かつを人間」の頭部は頭のぶつ切りですよね。西原さんとかつを人間は結構仲良しなんですが……これはこれで面白いのかな。
「たも屋」の宣伝があって、電車の最後尾。ここにもなんか謎のものがあります。「なめなよ」って書いてますがこれは高知弁で「なめんなよ」ですよね。これって「あいすくりんマン(?)」でしょうか。なんかレオタードみたいでキモイです(笑)
反対側も!
こちら側にも「はさまるきね」の注意書きが。というか、顔が怖い(笑)
続いて海と山の前で楽しそうな西原さん。この青と緑、とても優しい色です。
隣には「げに なんちゃやない」と言ってる龍馬さんらしき人。龍馬さん……?
Yesに続いて「飲みゆうかえ」。ここで、ついに「かつを人間」が食べられようとしています。
反対側にある胴(?)の部分はすでに食べられた模様。というか、これが普通の「かつを人間」ですね。良かったです。すごく辛そうですが……
「高知は広いきねぇ 高知新聞読んじょかんといかんがでー」の枠の中に「きんこん土佐日記」のたくみくん(らしき子供)とおじいちゃんとおばあちゃんがいます。
こんなふうに西原さんテイストに染められた高知名物(らしきものたち)がぎっしり詰まった楽しい電車です。街で見かけたら細かいところまでよーく見てみてくださいね。
実は出発式の直前に西原さんがらくがきした部分があります。面白い絵なので、 ぜひ探してみてください!
運行時間はその日によって違うようなので、どうしても見たい方は事前にお問い合わせください。
とさでん交通株式会社 088-833-7121
乗って楽しむ!
サイバラ電車は外装だけじゃない!乗っても十分に楽しめます。土佐のおきゃく限定のうちわも発見。
「あいすくりんマン」やっぱり怖い・・・
電車に乗った良い子が泣くよ。
電車一日乗車券まだあるよ!
一日乗車券は、数量限定なのでお早めに。
サイバラ電車に乗ってはりまや橋で下車、デンテツターミナルビルで一日乗車券を買ってきました。 からくり時計の下、ばいきんマンの後ろ姿と一緒に撮影。
「乗りまくりながで 人生の無駄やきね」
いやいやそんなことないです。
いつか電車でゆっくりと一日うろうろしてみたいです。
西原理恵子さんの作品紹介
西原理恵子さんは叙情的でほのぼのした作品と毒の強い作品があります。
毒が強いものに抵抗がある方には、ほのぼの系をお勧めします。
「いけちゃんとぼく」
とても懐かしくて暖かくて、優しい作品。
映画化もされました。
「きみのかみさま」
世界中の子供達を取材してきた西原さんが
貧困の中にいる子供達の目を通して神様を探します。
圧倒的な色彩の美しさを楽しんでもらいたいのと、一つ一つの言葉をできるだけゆっくりと読んでもらいたいです。
代表作でアニメ化にもなった「毎日かあさん」は毎日新聞の連載です。
Web版も少し読む事ができます。たまに毒もありますが、それほど強くないです。
毎日新聞「毎日かあさんち」
「毎日かあさん」は毎日新聞紙上で毎週1回、掲載しています。
ウェブでは月2回、作品を転載します。
このサイバラ電車を実現させた「できるかな」シリーズは昔からやっていてすごく面白いです。優しくはないです。毒の強いのがお好みの方はぜひ。
高知の人に読んでもらいたい!
高知出身の漫画家さんなのにファンは県外の方が多いような気がします。
高知の人にもっともっと読んでもらいたいです。もしも興味を持った方は気楽に読んでみて下さいね。
(参照元:「いけちゃんとぼく」)