こんにちは。シオ(しおちゃん)[@saltkai]です。
先週は、路面電車で観光をする、「とさでん完乗ツアー」に同行させていただきました!
ツイッターでその様子を実況していたのですが、今回は改めてツアーの様子をまとめて紹介したいと思います。
本日はとさでん交通さんの「とさでん完乗ツアー」に同行させていただきます。
高知の路面電車を満喫するツアーの様子をツイートしていきますので、お楽しみに!#とさでん完乗 pic.twitter.com/icIXga59fG
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
とさでん完乗ツアーとは
日本最古の歴史を持つ高知の路面電車をピックアップし、路面電車の路線を全て乗り切る観光ツアー。
このようなツアーはとさでんトラベルでは初めての企画ということで、鉄道ファンだけでなく、観光業会からも注目を集めたツアーです。
ツアーの詳しい内容はこちらをチェック
お披露目前の貸切電車で、市内観光
ツアーでまず向かったのは、とさでん交通本社。
ここには車庫があり、たくさんの路面電車が並んでいました!
路面電車の車庫を見学。
見たことのないような電車もありました!#とさでん完乗 pic.twitter.com/TPMwrH9qwh
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
そして、なんとまだお披露目前だという昔の電車を復刻した「維新号」を貸し切って乗ることに。
この維新号は今回の「志国高知 幕末維新博」に合わせてリニューアルされたそうです
維新号とは
開業翌年の1905年(明治38年)に製造された7形(オリジナル)を1984年(昭和59年)に復元したレプリカで、翌1985年(昭和60年)には「維新号」の愛称が付けられた。
今回はなんと社長のご好意で、まだセレモニー前なのに、こっそりと貸切でツアー客を乗せてくれることになったそうです!太っ腹!
今日お披露目の「維新号」に乗ることができました!
木製の列車は外から見ても中から見ても、レトロでテンション上がります!#とさでん完乗 pic.twitter.com/MNgYWFBb8Y
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
この電車に乗れることは直前に決まったので、知らなかった参加者も大喜び!
窓の日よけも木で作られているとは、なんともレトロですね。
電車で走りながら、高知の観光情報を大久保さんが説明してくれました。
路面電車マニアの大久保さんは今回のツアーの発案者で、今回のツアーでは観光コンダクターとして案内をしてくれました。
維新号に乗っていると、街行く人から手を振られたりするので、とても優越感に浸れました笑
いつもと違う路面電車からの景色もまた格別ですね。
維新号の運転席は昔ながらの立って運転する運転席でした。
昔の電車は足と手を使って操作するので、今よりももっと大変だったそうです。
午後からは「ごめん」駅方面へ!
路面電車の車庫を建物から撮影!#とさでん完乗 pic.twitter.com/b28YWxh9Vz
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
そして、午後からはまた別の電車に乗り換えて、桟橋からごめん駅に向かいました。
乗り換えた電車もまた年代物で、床は木でできていました!これまたレトロ!
午後からもコンダクターの大久保さんが、ツアーガイドをしてくれました。
溢れるような豆知識トークで終始退屈しませんでした。
こちらは日本一距離が短い停留所だそうです。
ここでは、次の停留所まで電車と勝負をしましたw
この距離だと人間の方が電車よりも早かったです。
電車に足で勝つという貴重な体験ができましたw
※Twitterでは68メートルと書いていますが、実際は63メートルだそうです。申し訳ありません。
日本一短い停留所間。
その距離、たったの68メートルw#とさでん完乗 pic.twitter.com/W008u2xeal
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
また、綾瀬はるかがポカリスエットのCMのロケ地になったという「長崎〜小篭通」を見学しました!
昔よく見たCMですが、まさかロケ地が高知だとは知りませんでした!
そうこうしているうちに、終点「ごめん」に到着!
ごめん駅のローソンはとさでんカラーにラッピングされていました!
おや?停留所かな?
………
_人人人人人_
> LAWSON <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄@ごめん駅 pic.twitter.com/wDIsWAZdpk
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
こんなユニークなローソン、全国的にもほぼないんじゃないでしょうか。
ごめん駅のLAWSONの中には、路面電車の路線図が描かれていました!#とさでん完乗 pic.twitter.com/flxURh4Xj0
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
よく見ると、路面電車の停留所のところに、その近くにローソンがあるという印まであるのがすごい。
ここまでのこだわりはなかなかないかも。 https://t.co/Gulc19rbtl— まーちゃん(趣味系アカウント) (@m2101trby) 2017年3月5日
そして、来た道を折り返し、また桟橋のとさでん本社へ。
とさでんの工場を見学しました。
とさでんの会社に戻り、工場や列車を見学しました!#とさでん完乗 pic.twitter.com/BZQWKMgyVx
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
これらは海外からわざわざ輸入した電車。
海外の電車は線路の規格が日本と違ったりするので、日本で走れるように車体を切ったり、車両をくっつけたりと改造をして、日本でも走れるようにしたんだとか。こだわりと技術力がすごいですね!
これらの海外電車は、残念ながら現在は通常運行はしておらず、貸切電車やイベントの時のみ運行しているそうです。
こちらはとさでんの自社工場。
運行が終わったサイバラ電車を最後に見ることができました。
こちらの色が塗っていないキャラクターは、電車完成後にサイバラ先生が後から直筆で書き加えられたものだそうです。
海外の路面電車を高知に輸入し、高知の路線サイズに合うようにわざわざカスタムしたのがこちら。
こだわりが半端ないです!#とさでん完乗 pic.twitter.com/6LT6egBxVb
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月4日
マニア必見の物販コーナー
工場見学の後は、今回のツアー参加者だけの物販がありました。
ここでは、昔の運行表やレール跡など、マニアにはたまらないレアな商品を販売していました。
夜はおきゃく電車!
そして、夜はお待ちかねのおきゃく電車!
おきゃく電車は、路面電車の中が宴会会場になる電車です!
昨夜の飲み会は「おきゃく電車」で楽しみました!#とさでん完乗 pic.twitter.com/l5EJqSxOzz
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
以前、こちらの記事でも詳しく取り上げましたので、おきゃく電車が気になる方は見てみてください!
2日目はトークセッションから!
2日目はツアーとしては珍しいトークセッションから始まりました!
トークセッション始まりました!
高知の人はJRを「汽車」と呼びます。#とさでん完乗 pic.twitter.com/Onqe1v39Ib
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
電車にそれほど興味があったわけではない僕でも、「とさでんが高知県とどう関わって来たか」など、知らないことばかりで面白い内容でした!
とさでん「道狭いから道路作って」
高知県「予算ない」
とさでん「じゃあ、道路作るお金、全額寄付したるわ」
高知県「ふぁ!?」
高知駅〜潮江橋間の広いまっすぐな道路が完成。#とさでん完乗 pic.twitter.com/RCyUUnljcz
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
そして、今回のスペシャルゲスト、観光列車「雪月花」やJR中村駅の設計を手がけた川西さんのトーク。
新潟の観光列車制作の裏側をぶっちゃけトーク。
グチが面白いw#とさでん完乗 pic.twitter.com/g5aA5F3vET
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
特に「高知県の中村駅をどういう考えでリニューアルしたか」というお話はとても興味深かったです!
中村駅がこんな素敵な場所になっているなんて知りませんでした!近いうちに行ってみたい!
川西さんが中村駅のリニューアルデザインをしたときのお話。
中村駅ってこんなに綺麗になってるんだ!行ってみたい!#とさでん完乗 pic.twitter.com/obuHhjA7g1
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
@Arindo_Kochi こんにちは!nextstationさんのお話聞きたかったです!
待合い室には深夜食堂を含め、中村出身のマンガ家さんの作品も置いていて、汽車を待っている間に良い時間潰しが出来ます!— I LOVE 四万十 (@mantoshishi) 2017年3月5日
川西さん「中村駅の待合室の椅子は乗客が主役にするようにデザインした。
椅子に座ると、座った人の顔に自然なスポットライトが当たるように設計しました」#とさでん完乗 pic.twitter.com/icbNiZFsgM— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
中村駅の利用者数はわずか1200人。
利用者数が少ないからこそ、駅員の目が届き、管理ができるため、テーブルなどは全て高級ヒノキ材を採用。
これは利用者数が多い都会ではイタズラの被害に合うため、絶対にできないこと。#とさでん完乗 pic.twitter.com/a76NPgOHiw
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
ツアーの最後!伊野駅へ!
ツアーもいよいよ終盤、最後は伊野駅まで路面電車で向かいました。
路面電車に乗って、終点の伊野駅までやって来ました!
こんなところまで電車で来たの初めてです!
これで、この2日間で高知の路面電車の路線を全て制覇しました!#とさでん完乗 pic.twitter.com/23DU9wivoR— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
これで、2日間で高知の路面電車の全路線を走破しました!
高知県民の方でも全て走破したことのある方は少ないんじゃないでしょうか!
伊野駅では、昔の車庫跡を見学!#とさでん完乗 pic.twitter.com/G3BdmC8xMg
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
そして、最後はオリエントホテルに戻って最後のランチ。
しっかりと電車が見える席を予約してあり、2日間電車づくしのツアーでした。
ツアー参加者の方もかなり満足そうでしたね!
最後にオリエントホテルでランチ。
路面電車が見える席で豪華なランチを頂きました!美味しかったー!#とさでん完乗 pic.twitter.com/WkC93IFre0
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
次回のツアーはまだ未定!パワーアップして運行予定!
いかがだったでしょうか?
僕自身は、正直電車にあまり興味がない人間だったのですが、それでも今回のツアーはかなり楽しめました!
というのも、電車のマニアックな話だけでなく、路面電車という切り口で高知の歴史や観光スポットの豆知識がわかったからだと思います。
また、都会の方から来られていた参加者の声で多かったが
「普段は通勤で電車はよく使うけど、満員で座ったりできないことが多い。こうやって、普段と違うゆったりとした気分で電車に乗るのはとても楽しい」
という声をよく耳にしました。
都会では電車といえば「時間きっかりに運行する忙しい乗り物」というイメージがあるので、こういったツアーは良いリフレッシュになるんでしょうね。
とさでん完乗ツアー終了しました。
路面電車という切り口で、高知の色々な場所や名所を回るツアーで、電車にあまり興味がない僕でも楽しむことができました!
高知の歴史に路面電車は密接に関わっているんだと感じることができた2日間でした!#とさでん完乗
— ありんど高知 (@Arindo_Kochi) 2017年3月5日
さて、気になるツアーの今後の予定なのですが、まだ未定だそうです。
というのも、今回の完乗ツアーが「とさでんトラベル」にとっても初の試みで、今回の参加者の声などの結果を元に、会社でツアーを定期運行するかを検討するからだそうです。
「興味がある!」や「楽しそう!」と行った声が多ければ、きっとツアーも早期実現すると思いますので、もし興味がある方は、「とさでん完乗ツアー」のツイッターに感想を送ってあげてください!
個人的にはとても良いツアーだと思うので、とさでんさんには高知の観光ツアーの一つの目玉にしていただきたいですね!
高知県内の人も楽しめる良いツアーだと思います!