破壊王と言われたモンスターを手足のように扱う男
どうも、しおちゃんです。
ちょっとすごい人と出会いました。
「あれ?どこかで見たことある」
と思った方もいるかもしれません。
そう、この崎山さん3年前のフジテレビの人気番組「ほこ×たて」にタグチ工業のガジラカッターと一緒に何度も出演されていた方です。
引用:バイクブロス
ガジラカッターは絶対に切断できないと言われてた、キタコのごっついチェーンロックなどを一瞬で裁断するなど、全国に衝撃を与えました。
引用:バイクブロス
そして、その仕掛け人がこの崎山さんなのです。
テレビ出演後、当時赤字だった部署を大黒字にしたんだとか。
そんな崎山さんは経営手腕だけでなく、会社の看板を背負ってテレビ出演を任されるほどなので、重機の取り扱いもエキスパート。
その腕前はこの動画を見ていただければわかると思います。
鉄骨などを裁断する重機での割れやすいシャンパングラスを持ち上げています。
この動画はごまかしなしの一発撮りなんだとかwはんぱねぇww
### 一国一城の主へ。目をつけたのは高知の刃物だった
ところが長年想い描いていた自分の会社を持ちたいという夢を
ついに抑える事ができず、崎山さんはタグチ工業の退職を決意。
重機を知り尽くした崎山さんが目をつけたのは建設機械に使用されるアタッチメントのカッター刃。
当時から取引先が多く、馴染みのあった高知の刃物に興味を持ち、建設機械に使用されるアタッチメントのカッター刃製造・販売する「S.style」という会社2年前に新しくを立ち上げました。
それが今回紹介する「龍馬刃」です。
南国土佐の学者、技術者、魚釣り名人の協力の下、創り上げた匠の技術と真心籠った品物、それが新世代、建設機械用アタッチメント カッター刃【龍馬刃 ~ Ryoma blade ~】です。
絶対の自信があるからできる業界初の無料保証
崎山さんの製造する「龍馬刃」の特徴は、その丈夫さ。
何百トンもの圧力のかかる重機に取り付けても「折れない・曲がらない・割れない 最強の刃」それが「龍馬刃」です。
何度も何度も研究と実験を重ねて、ようやくたどり着いた龍馬刃への絶対の自信から業界初の1年間無料保証をつけて販売しています。
「この無料保証の試みは他社は絶対に真似できません。それだけ高知の職人が手がけたウチの刃物には絶対の自信があるんです」
高知の風土が生んだ「龍馬刃」
そんな龍馬刃を製造することができたのも高知の匠の技術があったからなんだとか。
「高知の人は刃物と親しみが深いですよね」
崎山さんにそう言われてハッと気づいたのですが、たしかにそうですよね。
追手筋には土佐刃物のお店が並び、しかも抜身で包丁を販売したりしていますよね。
日曜市にも地場産野菜の出店の中に土佐刃物のお店が並んでいます。
今まであまりに当たり前で気にも止めなかったことですが、高知県外の人からみたら奇異な存在なのかもしれません。
露天の刃物を盗んで通行人を刺したりする事件があれば大惨事です。
ですが、昔から今も変わらず露天で刃物が並べられていますよね。
それだけ高知の人間にとっては刃物というのは馴染み深いものなんでしょう。
「土佐の職人は本当に良いものをつくります。でも営業と販売には
日曜市でも刃物を並べて座って待つだけでなく、実演販売で野菜でも切ってみれば絶対売れますよ」
「高知県には目立たないだけで、そんな素晴しい匠が存在しています。そしてその匠の技術を用いた弊社ブランドの龍馬刃は間違いなく数年後には全国に名が知れる商品です。
Made in高知は全国、そして世界で通用する製品です。
そんな製品と高知の匠の技を世の中に送り出すのが私の使命だと思っています」
そう豪語する崎山さんの目は刃のようにギラギラ輝いていました。
龍馬刃の包丁も販売中。しかもお手頃価格!
さて、ここまで読んでいて龍馬刃は一般家庭には関係ないかなと思っていませんか?
いえいえ、じつは龍馬刃は工業用の刃物だけではないんです。
一般家庭用の包丁も製造販売されています。
しかも、そんなすごいものなら高いんだと思いますよね?
いえいえ、じつはとってもお手頃価格なんです。
1本3000円程度で龍馬刃の包丁が買えるんです。
これ、実は包丁では利益は殆ど無いそうです。
龍馬刃の認知度アップのために赤字ギリギリの値段で販売しているんだとか。
消費者としては嬉しいですが、潰れてしまわないか心配です笑
包丁の方には残念ながら1年間の保証はありませんが、ステンレスの包丁と違って定期的に研いで手入れをすれば、一生使える包丁に仕上がっているそうです。
製造は基本的に受注生産になるので、通常1ヶ月くらいかかります。
これについても崎山さんは
「本当に満足のものをお客さんに届けるためにはたかだか数千円の1本の包丁でもしっかりと時間をかける。これはもはや土佐の職人の伝統だから急かされても曲げるつもりはない」
とコメントされていました。
たしかに一生使うものなら、多少時間がかかってもしっかりしたものを作って欲しいですよね。
包丁の購入はこちら↓
ちなみに、ダマスカス鋼で作ったナイフも販売しているのですが、これは完全に趣味で作ったもので、世界に唯一つの特注品だそうです。
柄にも鹿の角を使った高級品なので普通に買ったら十万円は軽く超えるんだとか・・・
限定1本だけなので欲しい方はお早めに!
かっけぇ・・・w
実際の切れ味はどうなの?
実際に龍馬刃の包丁を使っているお店の方にも聞きましたが、切れ味が一般の包丁と全然違うんだそうです。
ちょうどお店の方が使っている動画もありましたのでそちらもどうぞ!
崎山さんからお試し品として1本包丁をいただいたので、ありんど高知としてはがっつり使用して実験したいところです。
しかし、ちょうど某奥さんを財布にしている方がもうすぐ誕生日を迎えるのでプレゼントしようと思います。
実際のレビューはそちらをお楽しみに!
財布持たない主義のすすめ:「やばい、財布どこいった…!?」から解放されます : まだ東京で消耗してるの?
財布を持つのをやめました。財布を持たなければ、財布をなくさない!ぼく、モノの管理と探し物が強烈に苦手な方でして、1週間に4回は「やばい!財布がなくなった」と騒ぐんです。そのたびに、妻が呆れた顔で見つけてくれます。だいたい車のダッシュボードに入ってる
www.ikedahayato.com
おわりに
高知の伝統の技術が最新鋭の機械技術に生まれ変わるなんて、なんともロマンのある話じゃあないですか。
土佐の刃物が日本の伝統芸術として世界に認知される日はそう遠くないかもしれません。
崎山さんは以前ありんど高知でも紹介した「土佐みなとみらい花火大会」の実行委員会理事を務めたりと、県外の人ながら高知を盛り上げる活動にも積極的にしています。
インタビューの日に着ていた高知家Tシャツも自作したんだとかw
高知を愛してくれている人を応援しないわけにはいけませんよね!
ぜひこれからも頑張って欲しいです。
速報・龍馬刃が高知県外商支援製品として登録!
この度、建設機械用カッター刃「龍馬刃 ~ Ryoma blade ~」が高知県外商支援製品、株式会社一宮技研様と弊社が公益財団法人 高知県産業振興センター 外商支援対象企業として登録されました。
http://sstyle1975.com/info/gaisho
つい先日、「龍馬刃」は高知県産業振興センター 外商支援対象企業に登録されたようです。
これからの活躍にますます期待です!!
参考)
龍馬
株式会社 エス・スタイルは、解体・破砕・切断・掘削等に使用される建設機械用アタッチメントのカッター刃 【龍馬刃】 の企画・開発・設計・製造・販売を行っております。
sstyle1975.com
龍馬刃包丁ストア
土佐打刃物の包丁・鉈・ナイフを販売 龍馬刃【鋼】
土佐打刃物の包丁・鉈・ナイフを販売しています。
ryomablade.shop-star.jp