公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが行っている「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が高知にもあることをご存知ですか?
そもそも、ドナルド・マクドナルド・ハウスについて知らない方が多いと思うので解説を。
まずはこちらをご覧ください。
お子さんの治療に付き添うご家族のための滞在施設
もしも子どもが病気になったら・・・
子どもが病気になったとき、家族はなによりもまず、子どもに最善の治療を受けさせよう!と考えるもの。でも、もしその病院が自宅から遠い場所にあったら・・・
家族の負担は精神的にも肉体的にも、そして経済的にも大きなものになってしまいます。そうなったら親は、自分のことなど二の次で、子どもの治療に専念しようと、何日も病院のソファーで寝たり、三食を簡単な弁当で済ませたり。その上、遠くの家に残された他の子どもたちのことも心配しなくてはならないのです。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、このようなご家族をサポートするために生まれました。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、入院している子どもを支える「家族を支える」施設なんです。
ハウスは、基本的に病院や大学病院のすぐそばに作られています。
利用する時には、近くの病院に通う患者および家族のみの利用と県内の病院に通う方など条件が変わるようです。
病気のお子さんに付きそうご家族が、自宅にいるようにゆったりすごせること、それがハウスの願いです。
ハウスでは、日常生活がスムースにおくれるように、自炊ができるキッチンやリビング、ダイニング、ランドリーやプレイルームを完備し、プライバシーを守れるように配慮したベットルームもご用意しています。費用については、ご家族の負担を考え、1人1日1,000円で利用できるようになっています。
一般的なホテルとは違い、自炊ができるようにキッチンがあったり、自分で洗濯をすることができるランドリーがあったりと日常生活を送りながら、こどもに付き添うことができるんです。
1974年にフィラデルフィアに世界初のハウスが誕生して以来、世界中に広がり、2015年5月現在、世界38ヶ国348ヶ所に開設されています。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、全世界38カ国348カ所にあります。
すべての病院と一緒に設立されているわけではありません。
日本で3号目のハウス「こうちハウス」
この「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、入院する子どもをさせる家族にとってありがたいサポートになっています。
実は、あまり知られてないかもしれませんが「高知」にもあるんです。
西日本で初めて、国内で3号目のハウスとして、2005年3月にこうちハウスがオープンしました。16室のベッドルームが備わったハウスです。
高知医療センターの向かいに建設され、センター内にある母子医療センターに入院する患者さんとそのご家族にご利用いただいています。
「せたがやハウス」「せんだいハウス」に続いて、日本で3号目のハウスとして2005年に高知医療センターの向かいに「こうちハウス」がつくられました。
ハウスは、日本に10カ所しかありません。どういう経緯で高知に作られたのかは詳しく知りませんが、高知にこういった施設があるのはありがたいことですね。
利用方法は以下のようになっています。
利用条件
高知医療センター及び高知県の他の病院・医療機関に入院または通院中の
20歳未満の患者と付き添い家族が対象です。
※詳しくはハウスにご確認ください。利用料金
利用料 1,000円/1人/1日
リネン使用料216円お申し込み
下記お電話番号までお問い合わせください。
TEL:088-837-3650その他
下記のものはハウスに常備しています。
・洗濯洗剤
・歯ブラシ
・シャンプー、リンス
・ドライヤー(貸し出し可能)
使わずに済むに越したことはありませんが、必要になったときは利用してほしいですね。
このドナルド・マクドナルド・ハウスは、寄付やボランティアの方の力で運営できているそうです。様々な形で協力することができるようなので気になった方はぜひ!マクドナルドの店頭にある募金箱もハウスへの寄付になるようです。
高知にこういった施設があるのはありがたいですね。