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【2018年】須崎の味覚「新子」が堪能できる「新子まつり」の日程とレビュー!

今年も新子祭りの季節がやってきました!

2018年の新子祭りは9月1日(土)、2日(日)の二日間!

 

ご予定が合えば、ぜひ行かれて見てはいかがでしょうか?

 

こちらは去年新子祭りの試食会にお呼ばれしてきた様子です。
新子の魅力と新子祭りについてご紹介したいと思います!

新子は限られた時期と地域でしか食べられない幻の魚!

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新子とは稚魚の中でも生まれて1年以内の小魚のことを指します。

メジカソウダガツオ(宗太鰹)と呼ばれるカツオの仲間で、関東では「メジ」とも呼ばれます。釣ったその日に食べろと言われるほど鮮度が落ち易い魚で、生食出来るのは釣り上げた船の上か漁港の近い町のみ。遠方へ送られるメジカは保存が効くように、ソウダ節(鰹節と同様)などに加工されています。

漁業が盛んな高知県はメジカが傷む前に生食出来る環境が揃っており、旬である8月下旬~9月下旬は鮮魚店に獲れたてのメジカがたくさん並びます。メジカは旬がとても短く、限られた時期(約1ヶ月程度)しか食べることが出来ません。

そんなメジカを少しでも多くの人に食べてもらおうと、須崎市では新子(しんこ:生まれて一年以内の若いメジカ)が振舞われる「新子まつり」が毎年開催されています。

引用:メジカとは?

 

ちなみに正確には新子はどの魚の稚魚でも新子と呼ぶそうですが、高知県では特にメジカの稚魚のことを新子と呼んでいるそうです。

そんなメジカは傷みやすく、今ほど冷蔵技術が発達していなかった生で食べることができるのは、漁師さんくらいだったんだとか。
冷蔵技術の進んだ現代でも、保存が効いても1日だけなので、漁港近郊の町でしか食べることができません!
1か月ほどしか旬がなく、食べられる地域も限られているということで、新子を幻の魚と呼ぶ人もいるほどです!

新子実食

 

それでは、幻の魚、新子を実際に食べてみようと思います。

食べ方を教えていただくのは、今回の新子祭りのポスターデザインを担当した笹岡さん。

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こちらが須崎の新子のお刺身です。
須崎の新子といえば皮付きのぶつ切りがスタンダード!
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お隣の中土佐町の新子では皮を丁寧にのけるんだとか。
すぐ近くの町ですが、町民性が出てますねw

須崎は豪快なんだか、適当なんだか・・・笑

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まず、新子を食べる時は仏手柑(ぶしゅかん:酢ミカンの愛称)を豪快にたっぷり絞ってかけます。

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最後の一滴まで力を込めて絞り切ります。

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その上からお醤油をこれまたたっぷりかけます。

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そして、お箸でよくかき混ぜて

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少し時間をおきます。食べたくてもここは我慢!

 

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酢ミカンと醤油が混ざって表面がうっすらと白くなったら食べごろです!

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付け合わせのリュウキュウと一緒にほうばりましょう!
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うまい!!!(テッテテー)

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新子はもっちもち!

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さて、気になる新子の味ですが、臭みがなくて弾力のある身に爽やかなブシュカンが香るプリプリ、もちもちです!
このもちもちとした食感がたまりません!
さらに、須崎流のぶつ切りの皮あり刺身は歯ごたえが倍増して、でも食べにくくなくてとてもあっさりしてます。
何個でも食べられてしまいそうなお刺身なんです!

ついでに、通りかかったお遍路さんに声をかけて、お接待として新子を食べていただきました!

埼玉県から来たというお遍路さんも初めて食べる新子に
「こんなお刺身は初めて食べました!不思議な美味しさですね!」
と唸っていました。

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ちょっとこの新子の味については食べたことのない方に説明するのはとても難しいので、ぜひ新子祭りで食べていただきたいですね!

 

さらに、特別な食べ方として、仏手柑と醤油と新子のエキスが染み込んだ余ったお汁を熱々のご飯にかけて食べるととってもおいしんだそうです!
漁師の奥さんのお手軽ご馳走だそうなので、ぜひ試してみてください!

 

 

朝一の新子は漁の出来次第!

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新子まつりでは朝9時から新子のお刺身1パック500円で販売が開始されますが、新子が十分な量を確保できるかは当日の漁の出来にかかっています。

前述したように傷みやすい魚なので、当日に獲れた新子しか使えません。
釣れるか釣れないかは当日蓋を開けるまでわからないのですね。

なので、当日の朝一で新子がたくさん獲れなかった場合は、販売個数制限がかかる場合もあるのでご注意ください。
なお、お昼を過ぎると昼の漁で獲れた新子が入る予定になっているので、十分な量を確保できる見込みがあるそうです。

確実に新子を食べたい方は、お昼頃に行くと良いかもしれません!

 

 

開催場所 須崎市桐間特設会場
 住 所 高知県須崎市桐間南1番地
 駐車場  あり
開催日 9月1日(土)2日(日)、
 開催時間 9:00〜16:00
 主 催  須崎新子まつり実行委員会

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シオ(しおちゃん)

「ありんど高知」編集長。 高知県在住フリーランス。 東京で数年働いた後に高知へ帰高。一度県外に出たからこそ気づいた高知の良さを全国に知ってほしくてありんど高知を立ち上げる。アウトドアとバイクと狩猟が趣味。 高知空港から送迎無料のレンタカーショップ「ジムニーレンタルズ」はじめました。

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