皆さんは鵜来(うぐる)島ってご存知でしょうか?
鵜来島は高知県宿毛市の沖合に浮かぶ離島で、現在の人口はたったの20数人。学校の1クラスよりも少ない人口です。
そんな孤島で現在観光ガイドをしながら暮らしている芸術家がいると聞いて、インタビューをしてきました。
孤島の芸術家西内さん
その作家さんの名前は「fufufuun bu shinichi」(西内)さん。
西内さんの作品は高知県立美術館のカフェ「アートミュージアム マルク」で展示されていました。
関連)高知県立美術館の現代企業社のカフェ「ミュージアムカフェ Marc(マルク)」が素敵! - もっと高知が好きになるWebメディア-ありんど高知-
-本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
-まずお伺いしたいのは、作家名の「fufufuun bu shinichi」というのはすごくユニークな名前だと思うんですが、由来とかあるんでしょうか?
もともと変な名前をつけるのが好きで、自分の名前も個性の強いクスッ笑えるものにしようと思ったらこうなっていました(笑)
-なるほど(笑)現在、県民美術館の喫茶店で展示されている西内さんの作品を観ながらお話を伺っているんですが、作品もとてもユニークですよね。
ありがとうございます。自分でも作品のことはうまく説明できないのですが、楽しんでもらえたら嬉しいです。
-作品について、「ここをよく観て欲しい」とかはありますでしょうか?
作品の感じ方は人それぞれなので、それぞれの感じられるままに観ていただけたら嬉しいと思っています。
強いて言うとすれば、僕の作品は余白が多くて、白い壁に飾った時に空間とマッチになるように意識しています。なので、作品とこの喫茶店の空気感と言いますか、一体感を心地よく感じていただけると嬉しいです。
西内さんの作品の飾られた喫茶店は、不思議な静寂とユーモアな雰囲気に包まれていました。
西内さんの作品は高知県立美術館の喫茶店マルクで9月10日まで展示中。
関連)高知県立美術館の現代企業社のカフェ「ミュージアムカフェ Marc(マルク)」が素敵! - もっと高知が好きになるWebメディア-ありんど高知-
鵜来島での生活
-現在は鵜来島に移住されて観光ガイドをしていると聞きましたが、なぜ鵜来島に移住されたんでしょうか?
2010年に沖の島アートプロジェクトというものに参加して、それ以来よく宿毛沖の島に行くようになったんです。
そうやって何度も行っているうちに「海って面白いな」と感じるようになったんです。
-なるほど。海のどんなところがよかったんでしょうか?
うーん、具体的に説明するのは難しいんですけど、魚をとったり海に潜ったりするのって、すごく「生きてる感」があったんですよ。
-生きている感覚ですか
ちょうど、これからどうしようかと迷っている時期でもあったので、その感覚にしたがって思い切って鵜来島に移住してしまいました(笑)
-それは随分思い切られましたね。
やっぱり生きているなら、「好きなことをとことんやる生き方をしたい」って思ったんですよね。それにちょっと打算的な部分もありました。
-打算と言いますと?
鵜来島って、釣り人の間では有名な島で、釣り目的での来島者は結構いるんです。
でも、鵜来島は釣りだけでなく、シュノーケルやシーカヤックなども楽しめるとても綺麗な海なので、これからそこに着目したら、もっと観光客を増やしいけると考えたんです。
-なるほど。実際のお客さんの声はどうなんでしょう?
とても喜んでもらえています。観光ガイドの中に、シュノーケルや釣りなども実際にやってもらい、鵜来島を肌で感じていただいているんですが、普段体験できないことばかりだと好評です。
-獲れたての魚を使った料理なんかも美味しそうですね。
獲れたての魚料理はとても評判がいいですね。鵜来島は海も透明度が高く、非常に面白い島なので、これからもっとその魅力を体験していただきたいです。
おわりに
西内さんが運営するうぐるBOXの鵜来島体験ツアーは1泊2日3食付きで1万円という破格で実施中。
実際に西内さんのツアーを体験して来ました!
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