人口1000人足らずの村で年商33億円!
そんな奇跡のような村が高知県にあります。
その村の名前は「馬路村」。
皆さんご存知の「ごっくん馬路村」や「ポン酢」などで成功したまさに地域創生のモデルケースのような村です!
ということで、実際にふるさと納税の返礼品と、馬路村の深刻な問題について取材してきました。
馬路村農協で日本一の秘密を聞いてみた
まずお話を伺ったのは、「ごっくん馬路村」や「ポン酢」などの加工食品を生産している馬路村農協の高橋さん。
まずはふるさと納税の返礼品としてもらえる商品のことを聞いてみました。
ごっくん馬路村
ごっくん馬路村
ごっくん馬路村原材料にはゆずとはちみつのみを使用し、一切の保存料や着色料も使われていません。
健康志向な方にもおすすめできるゆずドリンクです。
「ごっくん馬路村」はゆずとはちみつのみを使用して作られたドリンクで、一切の保存料や着色料も使われていません。
実は僕は、高橋さんに伺うまでこのことを知りませんでした。まさかごっくん馬路村の爽やかな味がゆずとはちみつだけの味だったなんて!非常にびっくりです!
ラベルの原材料にもゆずとはちみつだけの表記が。
本当に自然のものだけを使っているので、疲れていると酸味を強く感じたりと、体調によって味の感じ方が変わったりこともあるそうです。
健康志向な方にもおすすめできるゆずドリンクですね。
ゆずを使ったポン酢
続いて人気なのが、馬路村のゆずを使ったポン酢。
馬路村のポン酢は、現在全部で4種類が販売されてます。
ゆずの村
馬路村のポン酢といえばこれ!
スーパーでもよく見る定番商品!
まろやかな鰹だしとゆずの絶妙なバランスで、「何にでも合う」万能ポン酢。
1000人の村
「ゆずの村ではまだゆずの効きが少ないぞ」という村民の声から生まれた出汁もゆずもとにかく濃いポン酢。
4種類の中で一番ゆずが入っており、ダシもゆずもとにかくガッツリ効いています。
元々の味が強い料理にも負けないポン酢に仕上がっています。
のーがえい
ゆずの風味は抑えめに、土佐清水の鰹・宗田鰹昆布など、とにかく ダシにこだわったぽん酢。
酸味が抑えめなのでツンと来ることがありません。
夏場にソーメンや冷奴にかけて食べれても美味しいです!
朝日出山
有機栽培のゆずだけを使った減塩タイプのポン酢。
まろやかなコクの甘みのある味で、健康志向の方におすすめです!
それぞれ全く味が異なるので、食べ比べて自分のお気に入りを見つけて見てください!
ふるさと納税で人気なのは、4種類のポン酢がセットになった食べ比べセットだそうです。
ゆずで全国1位の秘密・秘訣・歴史
馬路村は、どのようにして今のゆずの村になったのでしょうか?高橋さんに伺ってみました。
魚梁瀬(やなせ)地区には高級木材として有名なヤナセスギがあるなど、林業の村として栄えていました。しかし、昭和時代に木材の輸入緩和により海外の安い木材が流通するようになってからは落ち目に。
そんなとき馬路村の人が目をつけたのが、庭先に植えられていたゆず。当時のゆずは庭先にあって必要なときに採って調味料として使うような扱いだったそうです。
ゆずを使った製品も無いような時代だったんですね。
そのゆずに着目し、ゆずを加工して製品にできないかと馬路村は村をあげて取り組みました。
長い間研究開発をしてようやくできあがったのが「ゆずの村」のポン酢だったそうです。
そうして昭和終期には「ごっくん馬路村」を商品化し、今のゆずで知られる馬路村ができあがりました。
馬路村のゆずって何が違うのか?
お話を聞いている中で、僕は素朴な疑問を投げかけてみました。
ゆずの加工品を生産している地域や会社はたくさんあります。それなのに馬路村のゆずがここまで人気なのはなにか理由があるはずです!
木のバッグ【エコアス馬路村】
続いて、馬路村の間伐材などを利用して特殊な技術で作られた木のバッグ「monacca(モナッカ)」を生産しているエコアス馬路村の総務企画課の山田さんにお話を伺いました。
monacca(モナッカ)の魅力
monacca
馬路村の本物の木を特殊な技術で成型し、カバンに仕上げたデザインバッグ。
本物の木でできているので、バッグの木目はそれぞれオンリーワン。
「3次元成型による滑らかなフォルム」が特徴的なデザイン性の高い鞄で、グッドデザイン賞にも選ばれました。
モナッカは実際の木を特殊な加工で何層にも張り合わせた天然由来のバッグです。
嫌でも目を引くこのバッグ。使い心地や耐久性はいかがなものなのでしょうか?
木という重量感のある見た目に相反して重さはわずか830g程度。持ってみると、その軽さにびっくりしました。
普通の革のカバンでもこれくらいのサイズになると1kgくらいはするので、それよりも軽いですね。
さらに見た目以上に収納ができ、中にはパソコンなら17インチまで、書類ならB5サイズを収納可能。1泊2日程度の出張ならこのバッグだけでこなせるそうです。
特殊な加工で6層もの木を張り合わせて作られているので、見た目以上に頑丈。雨の日も問題なく使え、特に木だからと気をつけることは特にないんだとか。
また、革製品が使い込まれて味が出るように、モナッカも使ううちに様々なエイジング効果がでます。
持ち主の使い方によって一つ一つ違うカバンに仕上がっていくというのは、愛着が湧きそうですね。
実際に山田さんが使っているmonaccaを見せてもらいましたが、傷やスレがいい味を出していました。
monaccaはどういう人にオススメ?
嫌でも目を引くこのカバン。顔や名前を覚えてもらうのが仕事の営業マンやセミナー講師などに特に人気なんだとか。
一つ一つ木目が違う世界に一つだけの木のバッグ、monacca。
人とは違う個性的で目を引くバッグが欲しいという方に特にオススメです!
馬路村の課題とふるさと納税の使われ方
ゆずなどを使った加工品で一躍有名になった馬路村。地域創生のモデルケースとしても全国に知られています。
しかし、そんな順風満帆そうな馬路村ですが、実は課題は山積みなんだそうです。
馬路村の課題と今後の対策について、馬路村役場の片町さんにお話を伺いました。
止まらない人口減
2015年の国勢調査による馬路村の人口はわずか823人。さらにこの数字は前回調査の2010年と比較すると18.8%の減少と馬路村は四国で1位の人口減少率となっています。
さらに、馬路村独自の問題として、夜間人口よりも昼間人口のほうが多い問題があります。
昼間は仕事をするために馬路村に通勤し、夜間は別の市町村に帰って行く人が多いのです。
これは東京などの仕事が多い大都市圏で起こる減少なのですが、人口が1000人に満たない馬路村でも起こっているとは驚きです。
従来の地域創生や村おこしは、地域に儲かる仕事や産業を作り、生活インフラを整えれば自然と人口は増えるだろうという考えでした。
しかし、実際に地域で儲かる産業ができたのにもかかわらず、馬路村の人口は減り続けています。
まさに地域創生の次のステップに直面しているのが馬路村なのです。
馬路村の対策とふるさと納税の使われ方
馬路村の補助金の一部
村内保育所無料: 第1子から保育料無料
医療費無料: 高校生以下の医療費無料
奨学金(高校・大学等): 無利子貸与
祝い金 ・結婚:15万円
・出産:15万円
・小中学校入学:3万円
チャイルドシート補助金: 購入金額の2分の1を補助(上限あり)
給食費補助: 年間約8千円を補助などなど・・・
馬路村の補助金などの詳細については特設サイトを御覧ください
→馬路村移住・定住応援サイト|堂々たる田舎
おわりに
ふるさと納税をテーマに、馬路村の特産品と今後の課題についてインタビューしてきました。
実は僕は馬路村に行くのは今回が初めてだったのですが、村で出会う人がみんな笑顔で非常に温かみのある村だと感じました。
しかし、全国的に見ても村の数は市町村合併により極端に減っています。現存する村の数は全国で183村のみです。(2016年時点)
馬路村でも人口減少で村の存続の危機という現実に直面しています。
もし、この記事を読んで興味がわいたなら、ふるさと納税をしてみてはいかがでしょうか?
馬路村の自慢の返礼品がいただけて、さらに節税にもなって、馬路村のためにもなる!まさに一石三鳥ですね!
馬路村のふるさと納税はこちら。
(参考リンク)
ふるさと納税で貰える特産品をもっと知りたい!という方は、下記のふるさと納税の情報サイトを参考にしてみてください。
・楽天ふるさと納税(楽天スーパーポイントが貯まる)
・ふるなび(パソコンや家電が充実)
・さとふる(テレビCM放送中)
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